僕たちは食事を届けるだけじゃない。「松デリ」を通じて地域をもっと好きになってほしい!

新型コロナウィルスの流行で大きな打撃を受けた飲食業界。松本市も例外ではなくこれまでにも、飲食店が独自でテイクアウトを提供するなど、様々な対策が行われてきました。
今回お話を伺ったのは、飲食のデリバリーサービス「松デリ」をスタートさせた企業のひとつでもある、イルカラ社の代表、小林諒佑(こばやし りょうすけ)さんです。

僕たちは食事を届けるだけじゃない。「松デリ」を通じて地域をもっと好きになってほしい!
「松デリ」をスタートさせたきっかけは飲食店を救いたいと思ったから、と小林さん

松本の食文化を守りたい!

小林さんに「松デリ」を始めた経緯を伺うと、「新型コロナウィルスの影響で、飲食店が大きな打撃を受けているのを目の当たりにし、何か自分たちにできることはないだろうかと強く思ったことがきっかけとなりました」との返答が。

「松本には魅力のある小さな店舗が集まっており、それぞれが食文化を支えている。小規模な店舗にもサービスが届くオペレーションを確立したいと考えました」。そしてこう続けた。

「ただ食事を届けるだけではなく、食材にまつわる情報やストーリーも知ってほしいです」。
小林さんの言葉から松本の食文化を救いたいという気持ちが伝わってくる。

サービスのスタートまで2週間というスピード

サービスのスタートまで2週間というスピード

3社のモチベーションが高かったから、この短時間でここまで仕上げられました。

食事のデリバリーサービスといえば、すでに都市部では普及しているが松本を始め、長野県内ではこのようなサービスが充実してるとは言い難い。

「お店の味を食卓で楽しみたいという思いは日本中の誰もが持っているはず。それなのにサービスの地域差は大きいのが現実です。この状況を自分たちの手で変えていきたいという思いがありました」。

「松デリ」は、小林さんが代表を務めるイルカラ社と、The SAKE PUB Shinshu Matsumotoを経営するオールインクルーディングジャパンダイニング合同会社(以下AIJダイニング合同会社と略)、松本市と長野市で飲食店を経営する、株式会社喜笑堂の3社による共同事業である。

5月にAIJダイニング合同会社の代表である住吉久典さんから小林さんへ企画の連絡があり、営業日ベースで2週間というスピードでサービスをスタートさせた。これだけの短い期間に企画を実現させたことについて、現段階で小林さんは、どう感じているのだろうか。

「手ごたえはあります。届けるべき人や物が明確になってきたことですね。何よりも、地域にこのサービスは必要だという想いが3社で一致していたことは大きかったです」。

今後の展望。そして・・・伝えたいこと

今後の展望。そして・・・伝えたいこと

今後について、これからサービス自体をどんどんバージョンアップさせるという。

「食事のデリバリーサービスを日常のひとつにできたらと考えています。サービスを定着化させることについては強く意識をしています。松デリをきっかけとしてコミュニケーションも一緒に届けたいんです。地域のことをもっと知って今よりも好きになってほしいんです」。

地域の食材を知り、そのストーリーを知ることで小林さんが最初に語った“店舗で食事を楽しんでもらう”ことに繋がるのだろう。

「松デリ」では今後も様々なサービスを展開する予定だ。その一部として提供する食品に関する情報が具体的にユーザーへ伝わるよう、QRコードを利用した商品の動画が見られる用紙を同封し、産直野菜のセットもメニューに加えることを計画している。

松本の食文化を守りたい。小林さんたちの強い気持ちからスタートした「松デリ」は私たちの生活スタイルにも新しい風を吹かせるのかもしれない。

人と人とのコミュニケーションに関連する情報も届けたいです。

食事を届けるだけではなく、人と人とのコミュニケーションや関連する情報も届けていきたいです。

【フードデリバリーサービス「松デリ」】
https://matsumoto.delivery/

【取材協力】
The SAKE PUB Shinshu Matsumoto