第2回:白馬村北城「白馬オーガニックマーケット」

著者の独断と偏見で魅力的な直売所をご紹介するこの連載。第2回目は、今年の8月に地元の有志により立ち上げられた、「白馬オーガニックマーケット」のご紹介です!

第2回:白馬村北城「白馬オーガニックマーケット」

生産者から直接野菜を買う、究極の「直売」

「そうだ、噂のあのマーケットへ行ってみよう」
お盆ウィークの終盤、8月18日(土)。朝一番に窓のカーテンを開けたらあまりにも天気が良く、どこかへ出かけたいという衝動に駆られた私は「白馬オーガニックマーケット」へ車を走らせました。白馬オーガニックマーケットは今夏から始まった新しいマーケットで、この日は開催2回目。初回の8月4日(土)が大盛況だったと聞き、とても気になっていたのです。

松本市内にある自宅を朝8時半に出発し、千国街道をのんびり走ること約1時間半。北アルプスの山々、黄金色に色付き始めた田んぼ、青く輝く木崎湖や青木湖など、視界に飛び込んでくる景色にいちいち感動しながら、白馬グリーンスポーツの森の西側駐車場に到着。

巨大な和傘を広げたような形のテントの下に各生産者のブースが並び、出店者である生産者と訪れた消費者とのやりとりなどで賑わっていました。松本市内でいくつか開催されている朝市も同様ですが、生産者からダイレクトに生産物を買うことは、まさに究極の「直売」ですよね! 素敵すぎる~!

私が滞在したのは10時~11時でしたが、会場にはその間も絶えず客が訪れていました。2回目にしてこの賑わいはすごい・・・! そんな新しいマーケットについて、この場を借りてもう少し詳しくレポートいたしましょう。

第2回:白馬村北城「白馬オーガニックマーケット」

第2回:白馬村北城「白馬オーガニックマーケット」

巨大なテントの下に、12のブースが出店。野菜、はちみつ、パン、植物由来の化粧品など生産物はバリエーションがあり、眺めているだけでも楽しい時間でした。

「土づくり」のようにマーケットを育てたい

今年の8月4日(土)、農業に携わるメンバーを含む有志8名が事務局を組織して第1回目を開催した白馬オーガニックマーケット。コンセプトは「“土づくり”のような、マーケット」です。マーケットをとおして人々の出会いの種を蒔き、繋がりや交わりの果実を育み、豊かな暮らしのめぐみをいただく。その循環が繰り返されることで、村そのものが豊かな土地になっていく。

ここでの「人々の出会い」には、生産者と消費者との関係だけではなく、生産者同志の関係も含まれています。そもそもこのマーケットに集まっているのは、人体にも環境にもローインパクトな生産物づくりにこだわっている農家ばかり。出店をきっかけに生産者同志が繋がってゆるやかなコミュニティができあがり、それが、この土地の農業を未来へ残していくための強い力となるように。

事務局の方々はそんな願いをこめて、白馬オーガニックマーケットを立ち上げたそうです。このマーケットが続いていくことで、どのような土壌が育まれていくのでしょうか。今からとても楽しみで仕方ありません。

第2回:白馬村北城「白馬オーガニックマーケット」

発起人の大隝真紀子さん。白い布地にかわいいロゴが入った看板は手作りで用意したとのこと。

第2回:白馬村北城「白馬オーガニックマーケット」

「FLARE TENT」の大型テントは、前日に事務局のメンバー総出で設営したそう。各出店ブースの机も手作りで、温かみのある空間に仕上がっていました。

出店ブースをチラ見せします

このマーケットでは、「無農薬、有機・自然農法などによる野菜や果実」や「それらを使用した加工品」、「苗」「種子」「生花」「米」「食や農に関連したクラフト品」を取り扱う生産者が出店対象となります。さらに近隣エリアの生産者であること、安心して食べられるものや環境へ配慮したものを販売している生産者であることが推奨され、基本的には生産者本人が店頭に立つことが出店の条件として定められています。

「なんでもあり」ではなく、コンセプトにフィットした生産者のみを集めてマーケットを形づくること。食の安全などに敏感な消費者にとっては、安心して買い物ができる場があるのはとてもありがたいことです。そうそう、当日も赤ちゃんといっしょに訪れているママの姿を何人も見かけましたよ。

さて、それでは私が実際に買い物をした出店ブースの一部を紹介します。ほら、行きたくなるでしょ?

第2回:白馬村北城「白馬オーガニックマーケット」

枝豆、ニンジン、ナス、トマト、ジャガイモなど、色鮮やかな野菜がずらり。生産者の方の説明を聞き、「トロナス」という未知の野菜を買ってみました。

第2回:白馬村北城「白馬オーガニックマーケット」

ミニトマトが販売されていたブース。竹ザルの上の試食用トマトを食べてみたら甘くておいしかったので、一袋購入しました。

第2回:白馬村北城「白馬オーガニックマーケット」

店舗を持たず、メールオーダーのみで販売しているというフランスパンの量り売り。クッションのような四角く分厚いパンを、その場で切って包装してくれました。

第2回:白馬村北城「白馬オーガニックマーケット」

ちょうど小腹が空いたタイミングに大好きなスコーンが目の前に現れたら、それは食べるしかないですよね(笑)。味はチョコレートとレーズンがあり、私はレーズンを1つ購入。

第2回:白馬村北城「白馬オーガニックマーケット」

なんと、富山市から駆け付けたというはちみつ農家さん。はちみつは袋入りと瓶入りがあり、私は瓶入りの小さいサイズを購入。そのほか、みつろうキャンドルやみつろうラップが販売されていました。

第2回:白馬村北城「白馬オーガニックマーケット」

これは購入していないのですが(笑)、とても気になった「白馬工作室」のソーラーフードドライヤー。晴れの日であれば丸一日、野菜を網の上に置いておけばドライフードになるそうです。白馬工作室では、このドライヤーを作るワークショップを開催中。

戦利品をいただきます!

今回、私が白馬オーガニックマーケットで購入したものはこちらです。フランスパン(250g)は帰宅後のランチで即完食(もちろん、買ってきたはちみつをかけて)。ミニトマトは当日の晩のサラダに入れ、トロナスは一口大に切って味噌汁にイン。名前のとおり、トロっと口の中で溶けるような柔らかさが最高でした。また、お店の方のアドバイスどおりに輪切りにして油で炒めてもみたのですが、激ウマ! 私とトロナスを引き合わせてくれた生産者さんに大感謝です。

第2回:白馬村北城「白馬オーガニックマーケット」

作った人の顔が見える生産物たち。美味しさも2倍になりますね。

第2回:白馬村北城「白馬オーガニックマーケット」

フランスパン250g。ずっしり&もっちりして美味しく、あっさり完食してしまいました。もっと買えばよかった!

おしゃれな空間でのディズニーランド効果(?)で、予定していなかったものばかりを買ってしまいましたが、それもまた買い物の醍醐味。なにより、生産者から直接その生産物の説明を受けたら、あれもこれも素敵なものに見えてしまいますからね。「どうやって食べようかな~」と、妄想を膨らませながら楽しく帰ることができたし、私にとってはディズニーランドよりもわくわくする時間を過ごすことができました。

次回は9月8日(土)に開催予定とのこと。松本周辺に在住のみなさん、ドライブがてら、出かけてみてはいかがですか?

直売所情報

【マーケット名】 白馬オーガニックマーケット
【住所】 長野県北安曇郡白馬村北城265(白馬グリーンスポーツの森 西側駐車場)
【メール】 hakubakousaku@gmail.com
【次回開催日】 2018年9月8日(土)、9月23日(日) ※10月も開催予定
【開催時間】 9:00~12:00
【アクセス】 松本駅から車で約1時間20分(60km)
【駐車場】 あり
【サイト情報】 Facebookページ