みんなが笑顔になれる場所『まつもと子どもたちの映画祭』に行こう!

2018年3月24日に、長野県松本市で開催される映画のお祭り『まつもと子どもたちの映画祭』。その名の通り子どもたちのための映画祭です。主催者である河西 佳代さんに映画祭の楽しみ方や思いなどをインタビューしてきました。

みんなが笑顔になれる場所『まつもと子どもたちの映画祭』に行こう

今年もあの時期がやってまいりました。

アカデミー賞

そうです、世界中の映画好きが騒ぎ出すあの季節。「アカデミー賞」の発表です。発表されましたね。今年もたくさんの素晴らしい作品がノミネートされましたが、作品賞は「シェイプ・オブ・ウォーター」に決定しました。みなさんの感想を見ていても絶賛の嵐だったので、受賞も頷けるものだったのではないでしょうか。

みなさんはもうご覧になりましたでしょうか?受賞した作品だけではなく、ノミネートされた作品全部観るという方もいらっしゃるのではないかと思います。良いですよね、映画。私も大好きです。

2016年に「レヴェナント 蘇えりし者」でレオナルドディカプリオが受賞した時は、やっと獲れたか〜!と喜んだものですし、アカデミー受賞作品はなるべく映画館で見ていました。

 

しかし、かくいう私ですが、今回のノミネート作品は

多分映画館では全部観れないと思います。

なぜなら、

1歳の娘の子育て真っ最中だからです。

もちろん、もちろん娘を妻に見ていてもらって、その隙にイオンシネマに行って2〜3時間映画を見に行く、ということはできます。できますが、

映画を見ることより娘と遊ぶ方を取ってしまうのです。

本当にアナーキーインザ子供可愛いです。(by 槙田雄司)

 

しかし、たまには大スクリーンで映画を見たいなと思うことも当然あります。何とか子ども連れで映画館に行けないかと思っていたところ、このようなイベントを発見しました。

まつもと子どもたちの映画祭

http://kidsfilmfes.com/

まつもと子どもたちの映画祭

「親子で共感できる作品」とあります。まさに私たち親子のためにあるようなイベント。

今回は「まつもと子どもたちの映画祭」がどんなイベントなのか、徹底調査いたしました。

 

■まつもと子どもたちの映画祭とは

まつもと子どもたちの映画祭について、まずは以下サイトより引用です。

楽しくて思わず声をあげて笑っちゃう、切なくて心に染みる、ほんわか暖かい気持ちになる・・・
そんなステキな世界の短編映画をそろえた映画祭。それが『まつもと子どもたちの映画祭』。
たくさんの親子連れで賑わう、春休みの楽しいイベントです。

春休みは、ご家族揃って『まつもと子どもたちの映画祭』で思い出に残る一日をお過ごしください。

 

こどもの頃に映画館で映画を見た体験というのは、一生の思い出として残っていくものだと思います。
真っ暗な会場で友達や大勢の知らない人たちと一本の映画を見る。上映前のあのドキドキ。夢中で見る映画。感動のあのシーン。終わってからの感想の言い合い。。。などなどなど。

そんな体験を子ども達に味わってもらおうというイベント。子どもでも集中して見られるように、5〜12分の短編作品が6作品上映されます。

まつもと子どもたちの映画祭

(会場はこども達でたくさん)

また、当日は映画だけではなく、作品の間には大道芸などのパフォーマンスも見られます。

まつもと子どもたちの映画祭

まつもと子どもたちの映画祭

まつもと子どもたちの映画祭

(映画と映画の間にも楽しめる催し物が満載)

 

楽しみは映画だけではありません。映画会場の外側には【キッズ・ストリート】というスペースがあり、ここではプレイゾーンやぬりえコーナー、体感ゲーム、
キャラクターグッズや雑貨のお店など、様々なブースが設けられています。

まつもと子どもたちの映画祭

まつもと子どもたちの映画祭

まつもと子どもたちの映画祭

まつもと子どもたちの映画祭

楽しめる仕掛けが会場中にたくさん。まるで子ども達の文化祭のよう。

 

今年で第9回目を迎えるというまつもと子どもたちの映画祭。今回主催者の河西 佳代さんにインタビューをしましたのでその模様をお届けします。

 

まつもと子どもたちの映画祭

 

■子どもたちに素晴らしい作品を見せてあげたい。

ーー まつもと子どもたちの映画祭、今回で9回目を迎えるということですが

河西:そうですね。

ーー そもそもこのイベントのきっかけから教えていただきたいのですが。

河西:そもそもは地域活性化というわけではないけど、街が元気になるのはどうすれば良いのかなと考えてました。その時に思ったのは街が元気になるには子ども達が元気じゃなきゃいけない。次の街を作っていくのは彼らですから。そのために何かしたいなと考えていました。

ーー なるほど。

河西:今の子ども達は映像に触れる機会ってたくさんあると思うんですよ。スマホ開けばYoutubeでどんな映像にもアクセスできるし。ただ映画館で、大きいスクリーンでっていうとそこまで体験している人はいないんじゃないかな。

ーー 松本市も昔は単館の映画館がたくさんあったようですが、それももう無いですしね。

河西:そうそう。まつもと子どもたちの映画祭が始まったのが2010年なのですが、その頃には単館の映画館は無くなっていた。でも映画館って特別な場所じゃ無いですか。

ーー 大人数で大画面で一斉に映像を見るっていうのは、確かにすごい体験ですよね。

河西:映画館で映画を見る体験っていうのは何ものにも変えられないと思うんですよね。大画面・大音量での緊張感や、面白いところはみんなで声出して笑い、怖いところでは悲鳴をあげたり、とてもワクワクする体験をみんなで共有できる。そういう体験を子どもの頃に経験できないのはもったいないという気持ちがあり、初めて映画館で映画を見る体験を与えたいなと思っています。

ーー 子ども達の映画館の原体験の場を作りたいと

河西:そうですね。あともう一つ理由があって、短編映画って上映の機会がほぼないんですよ。世界には優れた短編映画がたくさんありますが、発表の場がほとんど無い。その素晴らしい作品を子ども達に見せたいというのもあります。

ーー 確かに、短編映画っていうとディズニー作品で同時上映する、とかしか見れないですもんね。

河西:こんなに素晴らしい映画が世界中にはたくさんあるんだよ!というのを伝えていきたいと思っています。

まつもと子どもたちの映画祭

まつもと子どもたちの映画祭のパンフレット。松本市の学校・幼稚園に30,000枚程度配布している。

まつもと子どもたちの映画祭

パンフレットにはアマールカの塗り絵があります。この塗り絵は当日持参してもらい、会場の壁一面に貼るそうです。

 

 

ーー 9回目ともなると、様々な大変なこともあったと思いますが。

河西:今はまつもと市民芸術館の主ホールでやっていますが、3回目までは小ホールで行ったんですよね。大体200人くらいのホールです。そしたら定員を大幅に超える600人位の方に来ていただいて、当然皆さん入ることができないので、せっかく来ていただいたのに、参加できずに帰してしまうということがありました。

ーー それは辛い。。。うれしい悲鳴だとも言えますが。。。

河西:でもそれが本当に悔しくて。

そのときに、こんな悲しい思いをさせたくないと思い、翌年以降はガラガラでも良いから、来てくれた人みんなに楽しんでもらえるようにということで主ホールで行うようになりました。

ーー 主ホールだと何人くらいの方が参加できるのでしょうか?

河西:1200人位は参加できます。昨年はAプログラム(幼児向け)とBプログラム(小学生向け)合わせて2000人ほどの方に参加いただいています。

ーー ここまで大きくなったことについて、何か思うことありますか?

河西:ここまで大規模なイベントを開催できたということは、自分にとっても大きな自信にはなっていますね。ただまだまだやりたいことはあるし、この場所でやらなくてはいけないこともあります。

ーー もう少し規模を大きくするということですか?

河西:規模を大きくするというよりは、毎年行うのでマンネリ化しないように質を上げていきたいと思っています。

ーー 確かにお話聞いていると毎年少しずつ進化しているように感じますね。

河西:また、この映画を通じてこどもの成長を願っている人がたくさんいるんだなというのをとても強く感じました。やっぱりこどもに良いものを見せたい、元気で育って欲しい、健やかな情緒を持って欲しいというのは、誰もが思っているんだなと。だからこそ毎年たくさんの方が見にきてくれているし、たくさんのスポンサー企業もついてくれています。

まつもと子どもたちの映画祭

 

■上映作品について

ーー 上映作品について伺っていきたいのですが。

河西:今回は10作品用意しました。

ーー こちらも全て佳代さんが選定しているのですか?

河西:そうです。映画の選定は1年くらいかけますね。それこそ何本も見て、実際に上映許可のオファーをしてます。

ーー こだわりとかあるのでしょうか?

河西:画風やストーリーはなるべく同じような内容にしないようにしていますね。多様性を感じて欲しいというか、冒険のような物語もあればハートウォーミングな作品もある。

ーー 確かにラインナップを見ると、様々な世界の作品がありますね。

河西:なるべく異なる国の作品を選ぶようにしていますね。世界中にいろいろなストーリーがあるんだよということを感じ取って欲しいので。

一部紹介すると、ピクサーで長年にわたってアートディレクターとして活動していた方達の作る「ピッグ 丘の上のダム・キーパー」や、チェコで愛されているキャラクター「アマールカ」など、今回も素晴らしい作品を上映することができたかなと思います。

・ピッグ 丘の上のダム・キーパー

 

河西:また、こだわっている点でいうと、世界から集めているので日本語化されていない作品もあるんですよね。もちろん字幕で対応しても良いんですが、それだと小さい子ども達にはどうしても伝わりにくい。面白さが伝わらないと意味が無いので、オリジナルで吹き替えも行いました
吹き替えは松本市出身の声優さんや俳優さん3名にお願いしています。

ーー それは大変そうですね。

河西:声優さんに翻訳の台本をおこしてもらって、スタジオで収録しています。大変ですが、より伝わりやすさを考えるとどうしても吹き替えが必要でした。

 

■当日のステージについて

ーー 映画以外にも様々なパフォーマンスがあるんですよね?

河西:映画が10分程度なのですが、映画と映画の間に様々なパフォーマンスが行われます。くるくるシルク+ダイちゃん によるサーカスパフォーマンスや、ドラム演奏者のマーティー・ブレーシー さんのドラムでのリズム遊びなどが行われます。

ーー それは映画と映画の間も楽しめますね。

河西:子どもってどうしても座ってじっとしているのって飽きてきてしまいますよね。そこで、映画の間も飽きさせない演出を考えています。また、声優さんにも出てきてもらい映画で見たシーンを再現してもらうのも考えています。

ーー 実際に吹き替えのシーンが見れると。

河西:今子ども達がなりたい職業の上位に声優があるそうなんですよね。こういった声優の活躍の場を見せることで、憧れの職業の方の仕事っぷりを間近で見ることができ、「あぁ、私もやってみたいな」と少しでも思ってもらえれば嬉しいですね。

ーー また、パフォーマンスが行われるのは映画館内だけじゃ無いとか。

河西キッズ・ストリートというスペースを用意しています。キッズ・ストリートではぬりえ、お絵かき、楽器コーナーやプレイゾーンなど様々なブースがあります。

ーー ここが1歳の娘を持つ親としてとても嬉しいとこだと思いました。

映画中どうしても小さい子なんかはぐずったり泣いちゃうことがあると思いますが、そういったときは一旦こちらのスペースで遊んでもらえればと思います。また、キッズスペースにはモニターを用意していますので、キッズスペースで遊びながら映画を見ることもできます。

ーー こちらは映画上映中だけ利用できるスペースなのですか?

河西:キッズ・ストリートは映画館の開演1時間前から利用でき、終演後1時間後まで利用できます。なので、早めに来てキッズ・ストリートで遊んでから映画を見ることもできるし、映画見た後に遊んで帰ることもできます。また、映画館の座席は全席指定なので、席の心配をすることなく遊べます。

 

■来場する子どもたちに向けて

ーー 最後にメッセージ等いただければ

河西:子ども達には素直に楽しんでいただければ嬉しいです。映画館ってこんなに面白いんだよ、そして世界中にはこんなに素敵な作品があるんだよっていうことが伝われば良いなと思います。

世界で活躍する日本の方もいれば、日本で活躍する外国の方がいる。
そこに対して特に日本だからこう、外国だからこうといった垣根を持つのではなく、面白いものは面白いし、楽しいことは楽しい、本当に素直な感情で楽しんでもらえればこんなに嬉しいことは無いです。
この映画祭に来ることにより、未来への夢を描けるようになってほしい。そんなきっかけの場になれば良いなと思います。

また、親御さんに関してはこのイベントを通して子ども達の普段とは違った面が見れると思います。映画館で映画を見て、キッズ・ストリートで他の子ども達と触れ合うことで成長すると思います。特に賀川さんのように普段は仕事で子どもを見る機会が少ない方には、ぜひ親子で楽しんでもらいたいですね。もちろん映画自体も大人の方も楽しめるものになっていますので、ぜひお子さんと一緒に楽しんでください。

まつもと子どもたちの映画祭

 

最後に

それでは最後に、河西さんに「どうしてこんなに大変なことを毎年続けるのか」という質問をしたところ、『まつもと子どもたちの映画祭』の特徴を非常に表しているエピソードが聞けましたので、そちらをお伝えして終わりにしたいと思います。

河西:毎年お客さんが帰るのを見ていると、みんなニコニコと楽しそうな笑顔で帰っていくんですよね。例えば会場内は人が多いので、混雑なんかで最初はイライラしたりする方もいると思うんですけど、帰るときにはニコニコしている。中には楽しかったよと声をかけてくれることもあります。

またお客さんだけではなくスタッフもみんな楽しそうに仕事をしてくれている。高校生ボランティアで参加してくれている方がいらっしゃるんですが、最初は挨拶も恥ずかしそうにしかできなかったのが、最後には笑顔で挨拶を返してくれる。みんなの楽しそうな顔を見ていると、今までの大変さが報われるというか、私も嬉しいし、とても楽しくなるんですよね。

その瞬間、やっぱりやってよかったなと思います。その瞬間のために続けています。

 

みんな笑顔で楽しめるイベントまつもと子どもたちの映画祭』は2018年3月24日(土)に開催です。私も娘(1歳)と映画を一緒に見れるのが楽しみです!

皆さんもぜひ、ご家族でご参加ください。

まつもと子どもたちの映画祭

■インフォメーション

【イベント名】 まつもと子どもたちの映画祭
【開催日】 2018年3月24日(土)
【開催場所】 まつもと市民芸術館 主ホール
〒390-0815 長野県松本市深志3丁目10番1号
(拡大地図を表示)
【プログラム内容】 ・Aプログラム(幼児〜)
開場: 10:00 〜
開演: 10:30 〜
終演: 11:45(予定)
キッズ・ストリート:9:30 〜 12:45

・Bプログラム(小学生〜)
開場: 13:30 〜
開演: 10:30 〜
終演: 11:45(予定)
キッズ・ストリート:13:00 〜 16:30
【価格】 S指定席:大人 1200円 子ども 600円
A指定席:大人 1000円 子ども 500円
チケットのご購入はこちらをご確認ください。

 

撮影場所:SWEET WORKS

※記事中の写真は、まつもと子どもたちの映画祭のフォトギャラリーページより引用しています。